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1歳未満の乳幼児がハチミツを食べてはいけない理由
土壌細菌であるボツリヌス菌が腸内細菌の少ない乳児の体内に入ると、腸内で増殖して毒素を作ります。
この毒素によって中毒症状が現れ、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。このため、乳児には食べさせないよう指導されています。
ボツリヌス菌は芽胞と呼ばれる固い殻に閉じこもった種子のような形をしています。この形状は、熱・乾燥・消毒薬等に強い状態になり、厳しい環境でも長く生き延びます。
ボツリヌス菌は通常の加熱では死滅せず、100℃加熱は6時間、120℃加熱では4分かかってようやく殺菌処理ができるほど環境に強い菌です。
現場で採ってすぐに詰めて何の加工もしないハチミツには、ごくまれにこの菌が入り込む可能性があります。
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赤ちゃんがハチミツを食べてしまった時の対処法
もし、誤って1歳未満の乳幼児にハチミツをあげてしまった場合は、まずその量を考えてください。お菓子に含まれている程度の少量であれば2~3日ほど赤ちゃんの様子をみて、下痢などをしていないか確認するようにしましょう。
もし100%のはちみつを大量に食べてしまっていたということであれば、かかりつけの小児科医に指示を仰ぎましょう。病院での検査によって感染しているか否かを判断できますし、早期対策が重症化を防ぐことができます。
1歳以上は腸内環境が整うため、安全
ボツリヌス菌は、生鮮食品を介して私たちの体内に入りますが、成人では腸内細菌が手強い競争相手になるため、競争に弱いボツリヌス菌は繁殖できません。1歳以上になれば、この菌は腸内で繁殖しませんので安全です。
赤ちゃんの離乳が完了し腸内細菌が整うまでは、ハチミツやハチミツ入りのお菓子をあげるのは絶対に避けてくださいね。
【参考】
農林水産省「養蜂について」http://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/sonota/bee.html
一般社団法人 日本養蜂協会「ハチミツQ&A」http://www.beekeeping.or.jp/products/q-a
NIID 国立感染症研究所「ボツリヌス症とは」https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/7275-botulinum-intro.html




